経済面も合わせて

デザインの豊かさと経済面での両立を測るために、住宅販売会社と設計事務所が連携して住宅を販売しているところを選ぶこともできる。

住宅を安価で販売するためには、ある程度の型を決めて、量産する必要がある。
この場合は、あらかじめ部屋数や坪数などが決まっている土地を含めた建売であるか、住宅の設計のみが決まっている場合がある。
もともとは注文住宅を手がけていた設計事務所が関わっている場合、デザインにも個性的であることが多い。
住宅のデザインにこだわる場合、どんな設計事務所が関わっているのか、確認するといいだろう。

また、建売の場合モデルルームが公開されているので、それを確認して住んだ後のシュミレーションをしてみるといいだろう。

家族に合わせたデザイン

バリアフリーもユニバーサルデザインも、人が長く暮らしていく上で必要であるということがわかった、デザインの新しい概念である。
新しい概念のため、設計事務所によってユニバーサルデザインやバリアフリーに対する研究が発展途上中であるところもある。

設計事務所を選ぶ際、ユニバーサルデザインの観点から住宅をデザインをして欲しいのであれば、ユニバーサルデザインに取り組んだことのある事務所かどうかを知る必要がある。
バリアフリーやユニバーサルデザインを行うには、豊富な経験とノウハウが必要となる。
例えば、人間は成長や老化していくため、デザイナーが様々な状況を想定できるかが重要である。
住宅購入者が50代の場合、高齢になった場合に備えて、玄関のたたきを低くしたりというデザインを施さなくてはならない。
また、マイホーム購入者のほとんどは20代~30代の若い夫婦である。
このカップルの場合、子供が生まれる事を想定した部屋作りをする。
将来設計で、子供に将来部屋を持たせたい、という場合はあらかじめ子供の数に合わせた部屋を作る。
また、家族団らんを重要視したい家庭の場合、部屋を区切らず開放的な空間にするなど工夫をする。

バリアフリー

また、ユニバーサルデザインと同じような意味を持つ、バリアフリーの概念から作られた住宅もある。
バリアフリーとは、家族構成が幅広い世帯のために、段差を無くす、という意味と、どんな世代も一緒に住めるという意味を含んだ言葉である。

住宅を購入する際に、高齢者が一緒に住む家だということがわかっていれば、設計事務所と連携し、バリアフリーのデザインを施すことができる。
また、住宅を高齢者用にリフォームする場合も、設計事務所と相談し、既存の建物を使いやすくバリアフリー用にデザインしていく。
まず設計段階から関わるバリアフリーといえば、エレベーターの設置である。
今では家庭用エレベーターの種類も充実してきているので、エレベーターの業者、もしくはエレベーター設置のノウハウがある設計事務所と相談しそのタイプを決定していく。
設計段階では、階段の段差を緩やかにするなどの対策を打つこともできる。
家が狭小でどうしても階段の段差が急である場合は、あらかじめ手すりなどを設けるデザインを対策する必要がある。

使いやすいデザイン

どんなに個性的な住宅でも、使いやすくなければ住んでいる上でストレスや不満が溜まってしまうと、長く使うことが出来ない。
このため、個性的なデザインの会社でも使いやすさを重視した家の作りをしている設計事務所にデザインを利用することは、住宅建築の内での重要な案件である。

万人に使いやすく、という考え方で作られた工業物や建物のデザインを、ユニバーサルデザインという。
高齢者や幼児、障害を持つ人すべての人が快適に使うことができるデザインというのは、人が世代や時間を超えて長く使うことができるデザインでもある。
まず、使い方が一目見て分かりやすいデザインになっているかどうか。
どんな用途に使うものなのか、分かりやすく作られていれば、言葉のわからない外国人や幼児にも使用することができる。
さらに、操作が難しくなく、簡単な動作で使うことができるか。
複雑な動きをしなければ使えないようなものは、ユニバーサルデザインとしてはふさわしくない。
道具や施設を使用すれば、自然と汚れる。
汚れた場合にその道具や施設を衛生的に簡単にきれいにすることができるかもポイントである。
例えば、お風呂などは毎日使うものなので、掃除が簡単に出来なければならない。
このため、掃除がし易いように汚れを拭き取りやすいように陶器のタイルを使用しているところが多い。
最近では、タイルの目にもカビが発生しやすいため、タイルの継ぎ目をできるだけ少なくしたようなバスルームも設計されている。